エゾスナゴケ、ハイゴケの栽培を開始
いつもお世話になります、西予苔園のこけみざわです。
本年より、本格的に庭苔で使用される苔の本格的な栽培に着手致しました。栽培する苔は以下の通りです。
- エゾスナゴケ(Racomitrium japonicum)
- ハイゴケ(Hypnum plumaeforme)
いずれの苔も、苔庭で使用される苔としてはとてもポピュラーな苔です。
以前より試験的に両種の試験栽培を実施しておりましたが、安定的に栽培できる体制が整いましたので、本年2月より本格的な栽培を実施致します。
エゾスナゴケ、ハイゴケの各苔の需要と使用シーン
エゾスナゴケ
明るい場所でも良く育成し日当たりの良い場所での庭に良く使用されます。庭苔での使用のほかに緑化素材として工場の屋根や敷地内の緑化で使用されるなど近年注目されている苔です。
ハイゴケ
ハイゴケ(Hypnum plumaeforme)は、庭苔で使用されますが、やや日陰になる場所に良く使用される苔です。ハイゴケ属の種類はとても多く、市場に出回るハイゴケは確実な苔の同定検査を行っていないハイゴケの仲間の苔などが混ざるなどの問題がありますが、西予苔園ではしっかりと種ゴケの同定検査に取り組み、ハイゴケ(Hypnum plumaeforme)の同定検査を経た種ゴケを使用し確実なハイゴケ種の栽培に取り組んでいます。
栽培計画
エゾスナゴケ、ハイゴケ共に水稲用の育苗トレーでの栽培を行い、令和4年の栽培数の計画として年間栽培数を各種4000トレーずつの栽培を予定しています。育成には1年〜1年半ほど時間がかかりますので、実際の販売開始時期は1年後を予定しています。
現在植え付けを行っているものが販売できる状態になりましたら追ってこちらでお知らせ致します。
今後は徐々に年間栽培数の規模も拡大していく予定です。
エゾスナゴケ、ハイゴケなどご入用の際はぜひお気軽にお問い合わせください。



