お客様へご案内 西予苔園の現在の状況 2026.01.22更新

まきゴケ法によるハイゴケの栽培をスタート&ネットショップも

こんにちは。西予苔園です。

ショップの方で現在販売できる苔の登録が一通り終わりました。


当農園が山取りできるのは、所有管理している山があるからですが、無限に苔がある訳ではなく、山の苔だって何年もかけて立派に育った群生株な訳です。

2022年8月時点の西予苔園の栽培の取り組みについて

西予苔園で販売している苔はすべて栽培種に切り替えています。

取るのは簡単ですが、自生する立派な苔が群生を作るのには実に何年もかかっています。全国でも苔の乱獲により絶滅危惧種になっている苔も近年増えて問題視されはじめていますが、取り尽くしてしまうといつかは苔が無くなります。

苔栽培に向けての取り組み

当農園所有の山についても、将来的には苔がびっしり生えた苔農園として整備したいと思っています。ジブリのアニメに出てくるような、苔いっぱいに広がる山を作って、苔を楽しめるハイキングコースなんかも作りたいと夢見ているくらいですから、基本的には山の苔もそんなに採りたくはありません。  栽培に使う種苔の採取と、差し支えのない範囲での山取りの範囲で、立派な天然苔を楽しんでいただけるための販売に留めたい。
いつまでも山に取りに行く訳にもいかず、本来は安定栽培できたものを出荷できるようになるのが苔農園のあるべき姿と思っています。
ということで、少しずつですが、苔の栽培もはじめました。  

ハイゴケを路地栽培

苔の栽培は、いくつか方法があるのですが、一定規模の広い範囲で栽培を行う場合主に二つの方法に分かれるかと思います。

  1. 育苗パレットを使うパレット栽培
  2. 土に直接撒いて栽培する露地栽培

育苗パレットの場合は、畑に除草シートを一面に敷いて、その上に育苗パレットを並べてパレット栽培する方法。
露地栽培の場合は、畑の土に直接苔を撒いて育てる方法。たね苔を撒いて、土に直接苔を生やして栽培する方法。  

どちらも一長一短があると思っていますが、まずは露地栽培で試してみることにしました。

最初に栽培する苔として選んだのが「ハイゴケ」。

ハイゴケ+露地栽培にした理由

まず、最初に栽培する苔としてハイゴケを選んだ理由。

シンプルに育成の難易度が比較的低いとされる種類の苔だったからです。

そして、年間を通じて需要があり、安定的に高品質な栽培ができれば販売も安定するだろうと考えたからです。

ハイゴケは日本庭園などの庭苔としては定番の苔ですし、個人的な利用としてもアクアリウムやテラリウムでも良く使われ、苔玉や盆栽の苔にも使われます。

そういった理由から、まず最初にチャレンジするのはハイゴケがいいかなと考えました。

うまくいくかわかりませんが、まずはやってみる精神でやってみます。

※まきゴケの効率を求めてこのようなシステムを独自で開発笑

なんせ、西予農園のいたるところでハイゴケは自生していますし、まきゴケをした畑の周囲の石垣にもハイゴケだらけ。

環境としてはハイゴケを栽培する環境が既にある所で栽培する訳ですから、比較的成功確率は高いのではと思っています。

※当農場はハイゴケの群生に囲まれています

露地栽培とトレー栽培?

次に、露地栽培にした理由について。

露地栽培を選択した理由
理由1.育苗トレーが少ししか手元に無かったから
理由2.露地栽培が成功したらトレー栽培よりも育成コストが安く済むのではと思ったから
理由3.露地栽培の方が出荷する育成スパンが短くなる=効率的な生産が可能になると思ったから

この3つの理由は、全て楽観的なメリットのみを期待していますが、デメリットを上げるとするなら

露地栽培のデメリットと思われる項目
デメリット1.雑草管理に手間がかかる
デメリット2.ゴミ混入など商品品質低下の恐れ
デメリット3.出荷の際の梱包の手間がかかる

などです。

デメリットについては、それぞれやってみないとわかりませんし、恐らくですが知恵と工夫で克服できるのではとも思っています。

 一方で、なるべく早い段階でトレー栽培も試してみて比較検討してみたいと思っています。

そのためには、大量の育苗トレーが必要。  新品を買うのも経費になるので、、、

もうお米を作らなくなって、大量に育苗トレーが余っているといった農家さんがいたら、分けてもらいたいなぁ、、、なんて淡い期待も持っていたりしています。

ちなみに、いま使っている育苗トレーですが、山小屋に残っていたトレーと、農地近辺の農家さんが使わなくなったものが放置されていて自由に使っていいよ!と言って頂いたもので、とても助かっています。

他にも遮光シートなんかも大量にあるので、これも自由に使っていいよ、と言って頂いており、本当に感謝感激です。

実際にハイゴケを直まきしてみたのですが、このペースならすぐに借りた農地分くらいは直まきが完了しそうなペースです。  今借りている農地は一部なのですが、荒れた農地を整地したり、6月以降にもまだまだ新たに農地をお借りできるよう動いていますので、少しずつ苔の栽培面積を増やしていきたいと思います。

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