苔栽培経験ゼロからのスタート
苔農園をスタートしますと言いつつも、実は苔の栽培の経験も無く未経験からのスタートです。
今の私にあるのは
- 苔がたくさん生えているま荒れた農地
- 荒れまくった山
のみです。

今回、苔の栽培地として農地をお借りしているのですが、この農地が代々受け継いだ田んぼがあった土地で、今では一部の農地だけ地元の農家の方が薬草などを栽培するのみ。
木が生えまくりの荒れ放題。

そして、その農地からさらに山を登ると、代々受け継いできた山があります。
山は、山といっても山まるごとではなくて。
この農地の奥にある山の中の一定の広さの土地です。
私が幼稚園や小学校低学年の頃には、まだ祖父母が田んぼでお米作りをしていた場所で、その当時私も数回行ったことがあったのですが、とても綺麗に整備されていて、そのまま飲めるくらい綺麗な水が小川に流れていました。

綺麗な木や花が咲き乱れていた桃源郷のような場所だったのを、なんとなく覚えています。

※まだ1月なのに菜の花が咲いています
それから30年近い年月が過ぎ、田んぼだった土地にはヒノキが植林され、田んぼとしての機能も失われています。誰も山を管理する人間もいなかったためヒノキの木々も荒れ放題。間伐や枝打ちもしておらず、薄暗い荒れ放題の土地になっています。

山に上がる道は大水で崩れ道も無くなり、なんとなく勘で道なき道を突き進み、当時あった山小屋を目指して山に登っています。
あ、この画像は借りた農場の風景です。
山の紹介はまた別の機会に。

※この道から山に登る道が続くはずですがこの先で崩れています
※お借りしている農場の中にある崩れかけの小屋様々な苔が自生する苔栽培に適した環境
この農地と山は、何も手入れしていない状態でも、良く見ると様々な苔が自生している環境です。
ハイゴケやスナゴケなど苔といばの代表的な苔から、珍しい苔までたくさんの種類の苔を見つけることができます。
※岩に生える木の根元に自生するコケ
※岩の上にハイゴケ
※岩の間にスナゴケ
※かなり限定的な環境でしか育成しない「ホウオウゴケ」をせせらぎの中で見つける西予市野村町も、朝から昼にかけて濃霧に包まれることで有名な土地。
この霧深い地域特性もまた、苔栽培には適していると思います。
荒れた農地と合わせて、じつは綺麗に整備されている田んぼもあります。この田んぼの下に、まとまった農地が段々になって広がっています。
こちらの綺麗な田んぼをうまく活用していけば、最初からある程度の規模の苔生産ができるのではと思っています。
プロジェクトとしては、
- 綺麗な農地で安定的な苔栽培を目指しながら
- 荒れた農地も整備しつつ
- 山も苔にとって良い環境にしていく
過疎化と耕作放棄地を苔栽培で活性化したい
ところで、少しそれっぽい言い方をすると。
日本全体の課題でもありますが、これからどんどん日本の人口は減っていき、地域は凄いスピードで過疎化していきます。
西予市野村町も、そんな町の一つであることは間違いありません。
この時流のなか、あえて都会から田舎にUターンし、課題をチャンスに変えられる事業となるのでは?という魅力を感じたのが苔栽培という選択でした。

苔栽培を通じて農地活用や新しい産業の機会創出に繋げられれば、という時代の流れの課題を機会に変える『逆張り』の発想で苔農園をはじめてみた訳ですが、それっぽい大義名分とは別に個人的な想いとして「小さい頃に見た美しい里山だった場所を、苔栽培を通じ綺麗な里山に蘇らせたい」という、とてもとても個人的な想いが強いのが実は本音です。
これからの人生の仕事として取り組む
さらにもう1歩踏み込んで個人的なことを言えば、今までインターネットやWebのコンサルやホームページ制作、Webプロモーションなどの実務サポートの会社をしてきたのですが、実は何年も前から人生のアンラーンのタイミングだと実感していました。
「人の為ではなく、自分の実業を持って得意なインターネットやWebの力を使っていきたいかも」と、モヤモヤしていたここ数年。
色んなタイミングで昨年から地元にUターンし仕事を続けつつ「今後の人生で一生続けられるような仕事が無いか」と探していて見つけた答えが「苔農園」だったというのが、ざっくりとした流れです。
学びながら走る
最初に「ゼロからのスタート」と言いましたが、繰り返し言うと本当に苔栽培の経験もなく、何をやるにしても
・調べながら
・試しながら
・トライ&エラー
で進めています。
なにせ、苔栽培事業を始めると決めて最初にやったことは「苔辞典をAmazonで買う」でしたから笑
どの植物でも同じですが、育てやすい植物もあれば育てるのが難しい植物もあります。
そもそも苔は植物の中でも特殊な部類の植物でもある上に、苔の種類によって適切な日当たり量や水分量、空気中の湿度や根を張る環境(苔は本当の根は無く仮根という)も様々です。
安定して一定量の苔を生産するには、かなり苔の生態を理解して環境を管理しなければいけません。
が、今の時代は情報も増えていますし、太陽の光の量や湿度、土壌の酸性度といった育成に関するデータ取得するセンサーなども安価で手に入れられる時代です。
Webの人間として生きてきた今までの経験が、全くの未経験な分野である苔栽培で活かせることができるのではないかという淡い期待と、持ち前の当たって砕けろ精神で、楽しみながら体と頭を動かして頑張っていきたいと思います。
長くなりましたが、西予農園の最初のご挨拶として書かせて頂きました。
1日も早く高品質で皆様に喜ばれる苔が安定的に栽培できるよう、頑張っていきたいと思います。
※荒れている方の農地は全体的に燃やして開墾し直すつもりですコウヤノマンネングサの栽培に成功しました
2021年5月より、念願のコウヤノマンネングサの栽培に成功し販売中です。コウヤノマンネングサを使った苔テラリウム制作キットも販売中です。
ありがとうございます。オンライン講座、毎月開催!
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