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タマゴケが茶色く枯れたら試して欲しい復活させるメンテナンス方法

タマゴケは苔好きの方々の中でも大変人気の苔です。
苔会のアイドルといっても過言ではないというくらい、苔好きの中では絶大な人気を誇る苔。

その人気は、見た目の可愛らしさにあります。
蒴と言われる胞子が目玉のオヤジのような風貌で、冬になると一斉に胞子を出す姿がとてもカワイイですね。

また、一定量のボリュームでコロニーを作り、まんまるなフォルムで綺麗な緑色で生えているので、活き活きとした印象を与えてくれます。

そんなタマゴケですが、夏の暑さがとても苦手なコケ。
苔テラリウムなどでタマゴケを育てていると、夏の間に茶色く変色して見るも無惨な姿になっていることは良くあります。

このタマゴケは、この記事の1枚目の画像と同じ苔テラリウムのその後です。店舗にディスプレイされていたのですがエアコンと夏の暑さでこのような状態に…

自然界に自生しているタマゴケの夏の時の様子。暑さと乾燥で毛先がチリチリに縮れています。これ以上乾燥して暑さにやられると茶色く変色してきます。

自然界に自生しているタマゴケでも、夏になると自生場所によっては茶色く変色している状態のタマゴケを観察することもありますので、苔テラリウムのタマゴケが夏の暑さにやられて茶色に変色してしまうのも仕方無いかもしれません。

そんな茶色くなったタマゴケですが、実は茶色くなってからもしっかり手をかけてあげれば、また元の緑色を取り戻し、元気に復活してくれることはご存知でしょうか?

タマゴケに限らず、苔は環境の変化などにより茶色く変色することは結構あります。
通常の植物は1度枯れると復活することは難しいですが、苔は通常の植物とは違いまして、茶色に変色したからとって完全に死んでしまう訳ではありません。

茶色に変色しても、実は細胞レベルで新しい新芽を出して完全復活してくれるのが苔の特徴です。ですので、苔が茶色に変色してしまったからといって、そこで育成を諦めてしまう必要はありません。

茶色に変色した後も、新しい新芽を出して復活していく様子を楽しむのも、苔テラリウムの一つの楽しみ方と私は思っています。

ということで今日は、茶色に変色してしまったタマゴケの復活メンテナンス方法をご紹介します。

タマゴケが全体的に茶色くなった場合

全体的に茶色くなった時は
全体的に茶色になった場合は、そのまましっかり水を与えて新芽を出させる
この方法がオススメ。

具体的な方法は、そのまま水をあげ続けるというシンプルな方法です。

1ヶ月ちょっとでだいぶ緑が復活してきたタマゴケ

 

夏の間にダメージが進んだタマゴケも、暑いシーズンを超えて水をあげ続ければこのように自然に復活してくれます。この様子なら冬を越す頃には完全復活してくれるでしょう。

ただし、夏場でまだ暑さが続いているような状況だと暑さにやられ続けますので、夏場が過ぎて涼しくなってきてからこの方法が有効です。

夏場で既に茶色くなってしまった場合は涼しい場所に退避させるしか方法がありません。夏場をしのぐ場合、緊急対処的な方法としては冷蔵庫に待避させておくのもオススメです。

冷蔵庫に一時退避する場合は、密閉できる容器であればしっかりフタをしてください。オープンタイプの容器の場合はラップでフタをするなど、冷蔵庫内の乾燥対策をしっかりしましょう!

タマゴケが部分的に一部茶色に変色した場合

部分的に茶色くなった時は
茶色の株を刈り取って蒔きゴケして増やしてみよう!

このように一部変色しているような場合は、変色した箇所の株をピンポイントで切り取ってあげます。

この画像は水をしっかり与えている状態で撮影したので、茶色の株が濃い緑色に見えていますが、濃い緑の部分は乾燥時は茶色く枯れているような状態になっています。

このように、変色した株だけをピンポイントでハサミなどで刈り取ってあげます。

茶色の株のみを切り取ったら、別の容器に土を入れて蒔きゴケに。そのまま水を与えてあげると新芽を出してタマゴケを増やすことが可能です。

茶色く切り取った株を拡大して良く見てみると、小さい新芽が出てきているのがわかります。

 

ルーペで拡大するとさらに良くわかります。

このように、苔は茶色く枯れても葉や茎など、どの細胞からでもクローンを再生することができる凄い生命力を持っています。

茶色に変色したタマゴケを刈り取って、蒔きゴケすると1ヶ月前後で新芽を伸ばしはじめて元気な姿を見せてくれます。

茶色に枯れてしまったとしても、蒔きゴケで再生させてあげるのを楽しむのも面白いですよ。

タマゴケが芽を出しやすいタイミングは?

タマゴケは10月中旬ころ、秋が深まってくるタイミングで一気に新芽を伸ばしはじめます。

気温を目安にすると、夜の気温が15℃を下回る時期から新芽が出始めるようです。

そして、冬を過ぎ4月頃まで成長する姿を見ることができます。

タマゴケの特徴のカワイイ目玉である蒴が伸びるのは、2月〜3月頃で冬の寒さが1番深まる時期に蒴を一気に伸ばしていきます。

冬に成長期を見せてくれるコケですね。

タマゴケはカビに注意

タマゴケは暑さに弱いのですが、もう一つ気を付ける必要があるのがカビの発生です。

夏に暑さや乾燥、蒸れでダメージが溜まった株や蒴が茶色に変色しますが、茶色に変色した株や蒴をそのまま放置しているとカビが発生しやすくなります。

この画像の赤枠の所が白っぽくなっていますがこれがカビです。

このタマゴケも夏場のダメージで茶色くなり療養中でしたが、茶色の株や蒴をそのままにしていたらカビが発生しました。

タマゴケは湿気を好むコケですので、療養中は多めに水を与えているのですが、茶色に変色したタマゴケは特にカビが発生しやすい傾向にあります。

このようにカビが発生した場合は植物用の殺菌剤の「ベンレート」がオススメ。


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規定量を水で希釈してシュッシュするとカビを殺菌できます。シュッシュするだけでOKです。

このように、数日経過すると綺麗にカビが消滅。

何年でも楽しめるタマゴケの魅力を引き出すメンテナンス方法!

今回ご紹介したタマゴケのメンテナンスの方法を知れば、例え茶色く枯れてしまったタマゴケも復活させることも可能ですし、蒔きゴケで増やしたりすることで、少しずつですが手持ちのタマゴケを増やしていくことも可能です。

1シーズンだけでなく、多少痛みが出ても少し手を加えてあげてタマゴケの生命力を引き出してあげれば、もっとタマゴケの魅力を感じることができるでしょう。

年月を重ねるたびに苔テラリウムの中でコロニー成長し、その姿を楽しむことができるタマゴケ。ぜひみなさんも今回の方法を試してみてください。

苔テラリウムの楽しみの幅がグッと広がっていくと思いますよ!

タマゴケや苔テラリウムで人気の苔の対策も動画でご紹介

今回の記事でご説明したタマゴケのほか、苔テラリウムで人気の代表的な苔についても、茶色になる要因とその対処法について、YouTubeで動画にしています。

こちらも気になる方はチェックしてみてくださいね!

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